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自殺に関しては、多くの方々のお考えがあると思います。以下に記載することは、あくまで私の過去の経験から、私が採用している考え方であるとご理解下さい。
現在、自殺を企図されている方を批判するものでは決してありません。むしろ、思い留まって頂きたい、また自殺を企図している方を家族や友人として持っている方々へのメッセージでもあります。
そういった当事者の方達にとって、とてもきつい申し上げ方になる部分があるかもしれませんが、何卒ご容赦下さい。私の愛からお伝えするものです。
自殺を決意する人というのは、それが思い通りになるかどうかは別として、もうそれ以外に解決方法がないとまで思いつめた人です。とはいえ、実際に自殺にいたる人より、自殺に失敗する人の方がはるかに多く、よって以下の記述は後者の方に向けたものとなります。
自殺を企図する人は、(潜在意識では)他の人の関心を引いて自分の世話をしてもらいたがっています。ほとんどの場合「被害者」タイプの人で、他の人達に同情してもらいたがっています。そして自己憐憫の達人と言えるかもしれません。「被害者」意識がとても強いので、この人には後から後から困難が降りかかり、そのために自分が本当に人生の被害者であると思い込むに至ります。
自殺傾向のある人は「許し」の実践をする必要があるでしょう。というのも、自分が幼い時に充分面倒を見てくれなかったということで、親を恨んでいたり、憎んでいたりするからです。
また、こういう人は自分の限界を尊重しない完璧主義者である場合が多く「今すぐ全てを手に入れたい」と思うタイプです。徐々に目的に近づいていくという勇気と忍耐力に欠けるところがあります。
自殺傾向にある方にお伝えしたいのは、あなたは心の奥の方では本当は生きたいと思っているということです。でもこれまでの生き方は、決してあなたにとって良かったとは言えません。
ここで、そのような方に提案させて頂きます。
あなたを幸福にしなければと責任を感じている人ではなく、あなたに対して客観的に振る舞うことのできる人を選んで、その人に助けてもらって新たな生き方を実行して下さい。
というのも自殺傾向のある人というのは、すぐ暗い考えに取りつかれるために、それが自分のニーズに応えているにもかかわらず、新たな道を歩み続けることが困難だからです。あなたはまず、自分に限界があることを認め、一日一生として生きる必要があります。過去を後悔せず、未来も心配せず、その日一日をとにかく生ききるのです。人生を創造する力と再び繋がって下さい。
あなたが生きているのは、あなたの人生なのです。あなたは、自分の人生を望むように生きて良いのです。それに生命というのは永遠であり、魂は決して死ぬことがありません。自分が計画してきたことをやり残したまま命を断てば、あなたは同じことをやるために、再び地上に生まれ変わって来なければなりません。あなた以外にあなたの決意を引き受けられる人はいないのです。
人間という存在は、自分の人生の責任を引き受けるのを避ける為に、実にいろいろなことをするものですが、その中でも自殺は究極の逃避手段であると言えるでしょう。
もし、あなたが親しい人を自殺で亡くし、それで今これを読んでいるとしたら、どうかその人を裁かないで下さい。裁いたところで何も良いことはありません。
実に多くの人達がこの地上で、アルコール、ドラッグ、薬、仕事などに逃避しています。そしてその結果、命を失う人達もいます。実はそれらも自殺の一種です。突然死ぬのでなく、徐々に死んでいく方法をとっているだけなのです。
ただし、その人の体は死んでも、魂は死んでいません。生命は永遠に続いて行くからです。その人の魂もやがて、もう一度地上に転生しようと決意するでしょう。その時に、今回の自殺の経験が何らかの形でその人の地上での生活を助けることになるかもしれません。どんな経験からも学ぶべきことはあるものです。
あなたが学ぶべきこと、それは、ある人に執着するのをやめることです。そして私達はいかなる人も所有することは出来ない、と悟ることです。
本日はここまでとさせて頂きます^_^